北東製粉株式会社 TOP

2017年北海道産地視察

投稿者:北東製粉株式会社

2017/08/24~2017/08/25

8月24日

北ひびき農協

今年の北ひびき農協のそばの作付面積は 春小麦の作柄が悪く鋤きこんだため その畑に そばを栽培したこと
経営所得安定対策の交付単価が増加したことにより 昨年比100町歩ほど播種面積が増えて約800町歩の作付面積となっている

今年は播種開始直後の5月下旬と播種終盤の7月上旬に雨が多かったため その時期に播種した畑は 雨により肥料が流され発芽率が悪く 雑草の多い畑も多少あるが ほとんどの畑は7月の好天により概ね順調な生育状況である
また今年はここ数年心配されていた穂発芽も8月に入り気温も平年並みよりやや低い日が続き 心配ないようです

写真

和寒 中和地区 斉藤さんの畑

5月30日に播種した畑だが この畑は雨の影響も少なく生育状況良く 結実し始めている

写真

写真

写真

写真

播種時期に雨の影響を受けた畑

写真

写真

剣淵 北越さんの畑

牧草跡地を借り受けてそばの栽培を始めて間もない畑

葉の緑色も濃く 生育状況はとても良く 2俵/反以上の収穫が期待できそうです

写真

写真

写真

剣淵 葛西ファーム

10町歩近くある広大な面積のそば畑

雑草も少なく 雨の影響も受けず 順調な生育であることが窺える

写真

写真

写真

写真

手打ちそば 淳真で昼食

多寄で自家栽培したそばを自家製粉・手打ちで提供する こだわりのお蕎麦屋さん

写真

8月24日

音威子府

道内でも有数の高品質のそばを栽培する生産地です

若い後継者が多く育ち 今後もますます良質なそばの生産地として期待される地域です

今年は5月20日~7月6日頃までに播種を行い 雨の多かった7月初旬に播いた畑以外は 全体的に見てここ数年の中では一番良く 順調に生育している

畑作地域の音威子府でも水はけの悪い畑は 多少水ヤケなどもあるが 暗渠の施工や深耕機で土質改良をしっかり行っている畑は 畑の端まで際立って生育が良好であった

写真

音威子府①

暗渠の施工や深耕機での土質改良を行っている畑は そばの分枝も多く葉の緑色も濃く 生育状況が良好です

写真

写真

写真

音威子府②

雨の通り道となった場所は やや倒伏しているが 収穫にはあまり影響はないようです

写真

音威子府③

暗渠などの排水対策や 土質改良の間に合わなかった畑は やや水ヤケしている

写真

音威子府④

7月上旬の播種終盤の畑は 肥料をあえて少なく施肥して草丈を伸ばさず茎を太くすることで 結実を早くする工夫をしている

写真

音威子府⑤

排水対策が間に合わず 雨の多かった7月上旬に播種した畑は一部だが 雑草が目立つ

写真

音威子府⑥ 天塩川周辺のそば畑

例年3表/反近く収穫されるそば畑で 今年も生育状況は良好で 例年通りの収量が見込まれる

写真

8月25日

新得農協

新得農協の参事・部長と 昨年のそばの品質と今年の作付及び生育状況などを意見交換

管内の南富良野は そば専用の乾燥調製施設の完成に伴い 小麦とのコンタミ問題の解消

収穫して一気に持ち込まれる玄そばの受け入れ体制が整備されたこと

経営所得安定対策の補助金の交付単価が増加したことにより 前年比1割増加し 200町歩の作付面積となっている

6月の播種時期は低温で天候不順であったが 7月の好天により現在は生育状況良好で 大きな被害もなく生育している

写真

新得町農協そば専用施設

小麦と同じ調製施設との併用によるコンタミ問題を解消し より安心・安全なそば産地の確立を目的として平成27年度に新設された乾燥調製施設

1日8時間稼働・総作業日数34日で最大処理能力は製品で約17,000俵(45㎏)を計画しているとのこと

写真

写真

写真

玄そば専用の定温倉庫

 

写真

写真

写真

新得物産 そばの館

 

写真

写真

写真

そばレストランで昼食

写真

そばレストラン内で手打ちそば教室も開催している

また別棟で新得産乾麺の製造を行っている

写真

南富良野・北落合地区

6月上旬に播種したそば畑

7月の好天により生育状況は良好で 3表/反近くの収穫量が期待できる

写真

写真

写真

写真

南富良野

7月上旬に播種した畑は そばの花が満開です

写真

写真

写真

美瑛

ここ数年は播種時期の多雨により 雑草や水ヤケの目立つ畑が多かったが 今年は播種時期の雨の影響は少なく 7月の好天によりまずまずの生育状況でした

写真

写真